*ダンガンロンパ(1、2両方)*

□以心伝心
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彼女の部屋を軽くノックして、出迎えてもらった
ケーキを渡して帰ろうかと思っていたのに…何故か朝日奈さんの部屋で少しお茶をすることになってしまった

そんなつもりじゃなかったんだけどな…



『あれ、大神さん』

「五十嵐か」

「さくらちゃん!五十嵐がケーキ作ってくれたんだって!」

『あんま期待しないでよ、所詮は素人の真似事だから』

「何言ってんの!あの十神が美味しいって言ったんでしょ!?」

『正確にいえば、悪くはない…だけどね』



まあ、普段まずいとか感想すら言わない白夜からしたら意味はあまり変わらないか
伝わってるからいいんだけどね、素直じゃないんだからなあ

そう思いながら朝日奈さんを見ると、口いっぱいにケーキをほおばりながら幸せそうな顔をしている



『美味しい?』

「うん、うん!!」

『そっか…よかった』

「ねえ!今度ドーナツ作ってよ!」

『いいよ、また今度ね』

「すまんな…」

『結構楽しいから、気にしなくていいよ』



その後、ケーキを食べる朝日奈さんと大神さんを横で見ながら少しだけ話をした
美味しそうに食べてくれるな…ちょっと嬉しいかもな



『美味しそうに食べるね、朝日奈さんは』

「そう?」

『うん』

「あー、十神とかリアクション薄いもんね!」

『白夜?あいつは人よりかは薄いけど、一応態度で美味しいかそうでないかが分かるんだ
…長い付き合いだからかな?』

「小さい頃からの付き合いだと言っていたな」



えっと、俺の父さんが十神家に従ってからだから…10年は軽く超えるかな
流石に小さい頃から一緒だといろいろ分かるようになるものかな
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