*ダンガンロンパ(1、2両方)*

□俺と友との10の言葉
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1、相性抜群? 石丸清多夏、桑田玲恩



希望ヶ峰学園に来てから数ヶ月が経った、ここの奴らともだいぶ打ち解けてはきたが…やはり清多夏といることが多い
今日は…図書室で見つけた参考書を二人でただ黙々と解いていた

すると突然…桑田が声をかけてきた



「よっ!お前らまた勉強してんのか?暇だな…」

『桑田…か、お前はもう少し勉強したほうがいいんじゃないか?』

「えー、俺はいらねってそんなの!そういえば、お前らってなんでそんな仲いいわけ?」

「何故と言われてもだな…」

『中学で同級生だったからな』

「でも、苗木君と舞園君も中学が同じだったと聞いているぞ?」

『ああ、そういえばそうだったな』



苗木がそんなことを言っていたような気がする…
だけど、あれとはまた別問題じゃないか?



「そうそう、石丸が突っ走んじゃん?それをうまい具合にお前が止めてんだよ
お前がいると石丸の暴走がましになるっつうの?」

「なっ…僕は暴走などしていないぞ!!」

『してるから言ってるんだよ』

「む…そうなのか?」

『まあ…先に行って道を照らしててくれるところはあるかもしれないが…』

「…僕は、電気のつけっぱなしはしないぞ?」

『アホか』

「なっ…アホとはなんだ!!」


ああそうだ、こんな奴だった…
恐ろしい程に頭が固いからな…そして鈍い、面倒くさい…
…出会ってばかりの頃はこいつのこんな性格にイライラしていることが多かったな



『だから、みんなで洞窟を探検しているとするだろ?お前は隊長で松明をつけて道を照らすって意味だ
これなら流石に分かるだろ…』

「火の放置などもってのほかだ!!」

『…もういい』

「何を拗ねているのだ?」

『拗ねていない』

「なら何故そんなに怒っているのだ!」

『怒ってもいない!』



「ああもう!お前らうるせっつの!!」



『…』

「…」


「お前ら…よくそんなんで何年も付き合ってられたよな…」

『まあ…腐れ縁というか…なんというか…だな』

「ああ、全くだな」

『…はあ』

「なんだねそのため息は!」

「…なんかもう、いろいろめんどくさくなってきたわ…」




喧嘩も多いけれど…やはり、清多夏と共にいた時間は楽しかった…
こんな日々がずっと続けばいい…


そう…思っていたのにな



【相性抜群?】
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