*ダンガンロンパ(1、2両方)*

□以心伝心
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厨房に漂うのは甘い匂い、食堂からは紙をめくる音とペンを走らせる音が小さく聞こえてきた
紅茶…いや、コーヒーのほうがいいかな



『白夜』

「…何だ」

『ケーキ作ったけど食べる?シフォンケーキ』

「どうせ食べなくても置いていくだろう」

『うん、結構食べれそう?』

「それくらい自分で考えろ」

『分かった、結構しっとりめに作ったし少なめにしとくから
足りなかったら机に切り分けておいておくから勝手に食べておいて』



今日の夕飯なんだっけな、まあいいか
子供じゃないんだし食べる量の調節くらはできるよな
1ホール作る必要は流石になかったか…誰かにあげてこようか



『白夜、ちょっと朝日奈さんのところ行ってくるから
何かあったら連絡してきてね』

「…」



返事はない…けど、一瞬ペンが止まったから多分聞こえてるかな
朝日奈さんは部屋にいるかな…行ってこよう



『言っとくけど、腐川さんが来たくらいで呼び出さないでよ!』

「黙れ、集中させろ」

『はいはい』



腐川さんは今…苗木君と一緒?珍しいこともあるもんだな
そういえば苗木君、この前は俺にも色々くれたっけな
彼にも今度何か作ってあげようか…彼は甘いものはあまり食べないんだっけ?

…何がいいかな?
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