*ダンガンロンパ(1、2両方)*
□子に過ぎたる宝なし 日向SIDE
1ページ/3ページ
『相変わらずだな…ここは』
あの島から帰ってきて何年かがたった
俺達は島から出たあとそれぞれの道に進んでいって…もう会うことはないと思っていた
だが、ある日俺の家に一通の手紙が届いてきて…あの島で同窓会をすることになった
『えっと…レストランは…』
電子生徒手帳もなく、何年も前の記憶しか頼りにならない
あやふやな記憶を頼りにレストランへ行こうとしたら…何か小さいものが後ろからぶつかってきた
驚いて後ろを振り返ったら、小学校の低学年くらいの女の子がたっていた
「…」
『えっと…大丈夫か?』
「うん」
『君、名前は?誰かの妹とかか?』
「綾香、田中綾香!!お父さんいなくなっちゃったあ!」
『お父さん…田中が!?』
「あなたは」
『俺か?俺は日向創、たな…お父さんを探してるのか?』
「うん…あのね、お父さんと歩いてて珍しいちょうちょ見つけてお父さん動物好きだから喜んでくれるかなって思って
捕まえようとしたらお父さんいなくなっちゃったの!」
『そうか…』
この子の言う通りだとすると、田中は多分レストランにいるんだよな?
連れて行ったほうがいいんだよな…泣きそうになってるし