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□a flirt
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森野視点



4月 入学式


その日俺は・・・


天使に出会った・・・・


 ***


俺は森野悟史。
今日から氷帝学園中等部の1年だ。
なんと主人公より先に話に出てきちゃったぜ☆


まぁそれは置いといて・・・。
入学式が終わって、今は各々割り当てられたクラスへと向かっている。
ちなみに俺は、1年C組。


「可愛い子いっぱいだといいなぁ〜。グヘヘ」


ふと周りを見ると、なんだか注目されていた。


(俺ってかっこいいもんなぁ〜)


そんなことを考えながらルンルン気分で、C組に到着。


「うわっ・・・」


スキップする勢いで歩いていた俺は、前に居た人にぶつかってしまった。


「あ、ごめんっ・・・て・・ピンク・・・ぶはっ」


ぶつかったそいつは、倒れた身体を支えるように手をつき
四つん這いの姿勢になっていた。
スカートが短いせいか、ふわりと少し舞い上がっただけで下着が見えてしまった。


「わわわっ」


慌てて立ち上がった彼女は後ろ手にスカートを押さえ、こちらを振り返った。
キャラメル色の髪の毛には少しウェーブがかかり、
くっきり二重にクリクリな黒目。
少しだけ化粧の施された顔は、恥ずかしさで赤く染まっている。
あまりの可愛さに、背中に白い羽まで見える。



(かっ・・可愛い過ぎるっっ!!まるで天使・・・・)



「何見てんだよ!バカが」


バチンという音とともに、俺の左頬に痛みが走った。




4月 入学式。


その日俺は・・・・


ツンデレ天使に出会った・・・・。




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