ディアラバ夢小説

□疲れた貴方に贈る言葉
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少し疲れた。
どうして自分だけがこんな目に?

いや、違う・・・
きっと相手も傷ついてる。
それをわかって自分ばかりと嘆く甘え。
そんな自分は好きじゃない。


良い事なんてない。
今日はゆっくりしたい・・・





「ただいま。」

逆巻家の玄関を静かにあける。
この家の広さには驚くけどだいぶ慣れてきた。
でも今日は少しダルイ…
いまならシュウさんの気持ちわかるかも…


「お!チチナシ遅かったじゃねぇーか
レイジ!チチナシ帰ってきたから飯にしろよ!」

「はぁ…」
能天気なアヤトの言葉に少しイライラするかも…
ヤバい…ほんとに今ならシュウさんに共感できる

「オマエが遅いから飯待ってたんだぞ
ったくおかげでお腹ペコペコだし…
責任とれよ。その血で」

はぁ…こんな時にアヤトに構いたくない…

「じゃあ吸っていいから早くして」


いつになくさやか素直というかあきれた態度にアヤトも不思議に思ったのかぽかーんとしている。


「吸わないなら部屋戻るから…
レイジさんにはご飯いらないって言っておいて…」


アヤトをスルーして自分の部屋へ向かう。
もう、引き籠って部屋から出たくない。
なんかスバル君の気持ちも共感できるかも。

部屋に入る途中にスバル君にあった。
夕食を食べにリビングに行く途中なんだろう。
すれ違っただけでなにもなかった。
皆あれぐらい物静かならいいのにな…


部屋につくとベットにダイブした。
ふかふかなこの家のベットはダイブした私をふわっと受け止めてくれた。
自分を受け止めてくれるベットに小さな安らぎすら感じた。


部屋で一人になりベットに横になると1日のことがよく思い出された。
疲れて、いっそ死んでしまいたい、とすら
思える今日も沈んだ気持ち。


小さな愚痴がこぼれる。
大きな部屋にこだましては消えていく。

それがおかしくて、かなしくて。


疲れたよ…



その頃、リビングでは…
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