風の間(長編)

□リハビリ
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佐助:「あんた何者?」

佐助は初めて対面する穩罠を見て妙な汗が出始めた。

穩罠:「私が怖いのか?」

佐助は一歩後退りする。

穩罠:「そんなに怯えられると・・傷つくな・・。退屈しのぎに・・手合わせして貰えないか?」

佐助:「の、望むところだ・・!」

穩罠はニコっとすると一瞬で間合いを詰めクナイを取り出した。
佐助は驚きつつもギリギリのところクナイで受け止めた。

佐助:「(あ、あっぶねー!)」

穩罠:「ふふ・・良く受け止めたな。次はどうだ?」

暫く打ち合いが続くと佐助の息も体力も限界に近くなってきた。

穩罠:「そろそろ時間の様だ・・」

佐助:「?」

穩罠:「また会おう。」

佐助:「ま、待って!」

穩罠:「・・・」

佐助:「あんた何者だ?どうして俺の前に・・?」

穩罠:「ただのリハビリだ。」

佐助:「は?りはびり?」

穩罠:「準備運動のようなもんだ。ついでにあの風の忍と違ってあんたに悪役は似合わんよ?」

佐助:「っむ、どーゆー意味?」

穩罠:「ふふ さあ?また会おう・・」

すると穩罠の身体が紙となり落ちた。

佐助は唖然と暫く棒たちしてその紙を見つめていた。

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