成長記録
□第参巻
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前回、よくわかんねぇ状況にされ、現在
「っ…何をしたのっ!?」
黒生地に蝶を纏った着物の女が俺の行なった一通りの動作に牙をむいている。
セットの様に前髪を上げた餓鬼と明智も敵意剥き出しだ。
まったくもって不愉快だ
だが、それが正常。
だから俺は何も言わない。
俺がこんな目にあってるのは、不本意だが、な。
いつまでも黙っている俺にはじれをきらしたように餓鬼がどこから取り出したのか弓を引き世を放つ。
あぁ、終わったな。
今さら焦ることもなく、死ぬことを予測したのは速かった。
せまる矢を目を細め見ていると
「何してるんですかっ」
騒がしい声と共にさっき信長とやらの体に入っていったちっさいのがでてきた。
そして
「封守っ仕事をしなさいっ」
「むぅ…わかったよー…」
もう一人なんか出てきたと思った瞬間目の前で矢が止まり、そして消えた。
暫しの間ちっさいの以外はときがとまったかのように誰も動かなかった。
その後、信長が、不思議そうに起き上がったことによりみんなの脳がフル活動された。
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