頂き・捧げ作品群
□コープス・パニック!
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相互サイト【夢の抜け殻】より頂いた拍手文です!
すばせか中心メンバーでホラーギャグ
拍手連載(ギャグ)
『コープス・パニック!』
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真っ暗闇の鳥居の前。
ネクはシキと出くわし驚いていた。
夜の時間帯に、こんな場所で会うなんて…
偶然ではなさそうだ。
「シキ…どうしてここに!?ι」
「どうして、って…やだなぁ、
ネクの方から呼び出したんじゃない!」
パッ、とシキに見せられた携帯の画面にメールが一件…『〇〇鳥居の前に集合!』
送り主は確かにネクで、しっかり名前も表示されていた。でも……
「俺、そんなメールを送った覚え無い…」
「Σえっ なにそれ!?ι」
そして今回、不思議な事に ネクにも同じ文面のメールが届いていた。
送り主はシキではなく──
表示されている名前は、ビイトだ…
ネクは彼に呼び出されここに来ていた。
「こんな時間、こんな場所に呼び出して…
ビイトは何を企んでるんだよ?」
「ビイトの仕業だったのね!
だったら この近くにいるはずだけどー…」
辺りを見回して人影を探す。
鳥居を潜ると寺院があり、
更に奥へと墓地の道が続いていた。
時間帯が遅いという事もあって ものすごく寂しい感じがするし、結構 肌寒い。
とても誰か居るようには見えない……
「あ、何か落ちてる」
シキが鳥居の影から見つけ拾い上げた。
それは、特徴的な "あの帽子"。
大きなドクロの付いた黒い見慣れたヤツ。
帽子の中には、何故かよく本人が身に付けていたシルバーアクセも入っていた…
(まさかビイトに何か──…!?)
奥の方は照明が少なく、とても不気味。
闇が大きな口を開けて2人を待ち構えているように思えてきて、怖くなってきた。
早く帰りたい。
…そう思っていたその時、
首筋辺りにぞわり、と悪寒が走る──…
「「………っ、」」
本当に嫌な気配を感じて、思わず2人が振り向くと・・・
「……うらめし…い゛っぁァ゛アぁ…」
「「 ! ! ? 」」
ゼロ距離に白い顔!
考えるより先に素早く飛び退くシキ。
白い死装束に三角巾のベタな姿だが、冷静さを失うには十分な破壊力だった。
「Σいやぁああああああっ!!!!!」
「Σうわぁあああああぁああっ!!!!?」
ネクとシキの背後に、
口から血を流した長髪の女が立っていた!
幽 霊 だ … !
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