妖精の姫君

□第五話
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「後はまかせたぞ。オレは笛を吹きに行く」

エリゴールはそう告げ、窓から出ていく。

それを見てエルザはナツとグレイに命令し、二人はエリゴールを追い、ホームを去る。

敵も二人、その場から去った


……けどまだ分が悪いか……



「こいつらを片づけたら私たちもすぐに追うぞ」

「うん」

私はエルザの隣に立ち、戦闘体制に入ったが、目の前に私たちを守るようにヒカルが立った。


「エルザ、ユウナ、オレは男なんだ。女に護られるなんてプライドが許さねぇ。それに、オレは共闘が嫌いだ。言いたいことわかるよな?下がってろ。全員まとめてオレが相手してやる」

そう言い、ヒカルは両手に刀を持ち敵に突っ込んでいく。……けど、大丈夫なの……?
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