妖精の姫君
□第四話
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「……ヒカル!!着いた。」
オレはリンの声で目覚め、駅員にばれないように列車から降りた。
リンはエルザ達を空から探してくれた。
そのおかげですぐに見つかった4人と1匹。
ん?4人……?
「エルザ!ナツは?」
オレがそう言いながら近寄ると、驚き回りを見回す4人。忘れて列車においてきたわけね……かわいそーなナツ(笑)
オレたちはオニバス駅に戻った。
「何ということだっ!!」
「話に夢中でナツを置いてくるなんてね。」
「そういう訳だ。列車を止める」
駅員に詰め寄り、そういい放つエルザ。
「妖精の尻尾の人ってやっぱりみんなこーゆー感じなんだぁ……」
「オイ!!オレはまともだぞ」
「露出魔のどこが?」
ルーシィの呟きに突っ込み、なぜか言い合いをはじめたユウナとグレイ。喧嘩するほど仲が良いってか?
このままじゃラチがあかないのでオレはリンに頼み、駅員の後ろにあった緊急停止信号のレバーを降ろさせた。
「ナツを追うぞ!」
「あい」
「もう、めちゃくちゃ……」
「だな」
「グレイ、服」
「ハァ……」
「……いこ」
(上からエルザ、ハッピー、ルーシィ、グレイ、ユウナ、ヒカル、リン)