妖精の姫君
□第四話
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一方そのころヒカルとリンは皆が乗っている列車の屋根にいた。
寝転んでいるヒカルとその横に座っているリン。
「まさか、あのルーシィが妖精の尻尾に来るとはな……」
「知り合い?」
「ユズとして昔にあっている。星霊を愛し、星霊に愛されているんじゃないかな彼女も。レイラ・ハートフィリアのように……」
「……家のことバレる?」
心配そうにそう問うリンの頭を撫でながらヒカルは笑った。
「まぁ、バレたらバレたとき。オニバス着いたら起こしてね。」
「うん」
その返事を聞き、ヒカルは目を閉じた。