S・novel


□アントシアン上昇中
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初めて会ったのは紅葉どころではなくまだまだ桜の季節だった春。





アントシアン上昇中





真っ赤な髪、赤、黄色と色違いの両目。


まさに紅葉を思わせるその男子の名前を知ったのはその直後。


赤司征十郎。


名前までもが紅葉。


四月、桜が舞い散る頃はまだその程度だった。



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