To soul in a bind
□Fall spot
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『結澄隊長…!!』
十四番隊副隊長神城珠央は宙を舞っていた。
後ろからの不意打ちでうまく受身が取れず重力の成すままである。
散開する咲良と知紗が小さくなっていく。
『…今、逃げられると困ります』
体を捻る反動で起き上がる。
上体を完全に起こすまであと少しのところで、
『(あと少し…ドッパァンッ!!!!っ!?』
池にダイブした。
知紗の運はつくづく計り知れないと思いながら水面に顔を出す。
『っは。何処…?』
ぐるっと見回すと前方に水の中に浮かぶ東屋のような建物が見えた。
『あれは…「池に何か落下した…神城!?大丈夫か!今すぐそっちに…」平気です。ウチがそちらへ行くので浮竹隊長はそこに居てください』
どうやら雨乾堂のある、十三番隊の池に着水したらしい。
雨乾堂の淵から心配そうに見ている浮竹の手を取り、引き上げられる。
死覇装の水分を絞り、雨乾堂の中に入る。
「ほら、神城タオルだ。にしても、どうして池の中に居たんだ?」
それは…と今までの経緯を話すと
「ははっ十四番隊らしいなぁ」
と笑われてしまった。
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