wheel open cordiality
□第廿参廻
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『ん〜…』
ハ「どうしたんだい智里^^??」
『葉君達来ないなと思って…相手の人達は来てるのにさ』
ハ「はは^^葉はマイペースだからね^^そのうち来るさ^^」
『あっ…来たみたい^^』
ピ「よう。やっと来やがったな、待ちこがれたぜ。この大口野郎どもが…」
葉「何が??」
ピ「とぼけんじゃねー!!ちくしょうナメたカッコしやがって!!…まぁいい。とにかく、てめーらだけは許さねー。その寝ぼけたツラ…オレらが一発で目ぇ覚ましてやるぜ」
ドロン
『なんか怒ってない…^^;??』
ハ「…どうやら、さっき空いた時間に一悶着あったようだね^^」
『きっと葉君は無意識だろうな…(笑)』
葉「…多分勝つのはオイラ達だからな」
ドロン
『双方、持霊だしてやる気満々だなぁ^^;』
ピ「そのナメた態度が許せねぇーつってんだよオレ達は…大体なんだよ、その持霊はァ…三人共人間霊の分際で何エラソーの事言ってんだよ!?」
スッ
阿【ならば試してみるか。この阿弥陀丸、全身全霊の魂を】
葉「おし、じゃぁいくぞ阿弥陀丸」
バッ
葉「阿弥陀丸イン春雨…イン フツノミタマの剣」
ボッ
葉「オーバーソウル スピリット オブ ソード」
『大きいなぁ…^^;』
葉「阿弥陀丸は六百年の時を経て魂を精霊へと進化させた。これで文句はないだろ。さぁ…始めようぜ」
『…すごいなぁ!!あれが葉君の新しい力かぁ…^^』
ハ「精霊と化した阿弥陀丸を春雨にオーバーソウル。それを更に丸ごとフツノミタマの剣にオーバーソウル。うん、まさにあれは"スピリット オブ ソード"と呼ぶに相応しいね^^」
オ「ハオ様、フツノミタマの剣オパチョ知らない」
ハ「あぁそうか…要するにあれは大昔の神様の剣なんだよ。実際はただの石剣にすぎないが"刀"をイメージしたオーバーソウルの媒介としてあれ以上のものはない」
ラ「やはりあれが麻倉が送りつけた小包の中身とみて間違いありませんな」
ハ「あぁ。それにしても驚いたよ。麻倉の地下に眠ってたあれは世間に出したら騒ぎになるほどの国宝級のシロモノだ」
『こ、国宝級…;;』
ハ「それをわざわざ持ち出すなんて、あいつらよほど僕を倒したいらしい」
ラ「!!」
ハ「…でも、驚くべきはやっぱあいつだね。普通2ヵ月やそこらで二段媒介はマスター出来るものじゃない」
『流石は葉君だなぁ…;;』