遊戯の書

□e せまるしか
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「…はぁぁ…じめじめ暑っくてやんなるよなぁ……」


「…まぁ確かにな……この季節は仕方ないとあきらめろシカマル…」


「……なんか今日のネジ冷たくね?」



なんだかんだとネジの家に遊びに来ているシカマル。どうやらネジは瞑想中らしくかまってくれない。



シカマルは縁側に足をぶらぶらしながら座り、後ろに座るネジの背中に体重を預けている。


「…冷たくしているつもりはない……そんなに暑いの嫌か?」


「…じめじめが嫌なんだよなぁ……つーか俺、邪魔?」



体を離しネジを覗き込むシカマル…。かまわなければ、それはそれで寂しいシカマルだったりする。



「…シカマル……?」


ネジはシカマルが気になり、片目を開けて見る。

そこには体をくねり、手をネジの膝に付き、ネジの顔を覗き込むように見上げながら首を傾けるシカマルがいた。


 
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