遊戯の書
□eつながってる?
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「短冊……?」
「そ。…お前が欲しいもんとかわかんねぇからよ」
7月7日─…
今日はキバの誕生日。
シカマルはキバの家に着くとカバンからゴソゴソと長方形に切られた紙を手渡した。
「…七夕だし…プレゼントに願い事一つ叶えてやんよ。」
「……俺の欲しいもんなんか一つに決まってんのに…」
キバはペンを握り締め短冊に願い事を書いた。
「…ほい。シカ…叶えてくれよな」
書き終えたキバはシカマルに短冊を渡す。
『シカマルが俺の言うことをなんでも聞いてくれますように』
「……なんでもってお前なぁ…つーかお前が言うから俺、頑張って料理まで作ったのに…」
二人の目の前にはシカマルが必死に作ったごちそうの数々……もちろんケーキも手作りだったりする。