忍びの書
□e 君の寝顔にときめいて
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木の葉の里の昼下がり。森ん中散歩してたら、木の上で昼寝してるシカマルを見つけた。
(…うひゃっほぉう!!やっぱ散歩ってサイコーだぜっっ!!)
俺はシカマルが好きだ。だから昼寝してるアイツを見つけて近づいていった。寝顔が見たかったから…
「…フツー起きるよな…誰かの気配したら…」
シカマルの寝ている木の上に、トンッ、と乗り、忍だろ…?と思いながらもシカマルの顔を覗き込む。
寝ている時は顔をジロジロ見ても嫌がられないから…ついつい見入ってしまった。
漆黒の髪に、もちもちっとしてる白い肌。細い腰…どう見ても俺より華奢な身体…そりゃすぐチャクラ切れるよな…
…はぁ……
「ぅ〜……」 とか言って寝返りをうつシカマルはとても色っぽくて…
俺はアイツの唇に自分の唇を押しつけていた。
(くぅぅ…無防備にこんなとこに寝てるコイツが悪いんだっ)
「……んっ…キバ…?」
ぼぉ〜と、目を覚ましたシカマルが目を擦りながら見上げる。
まだ意識の半分は眠っているようだった。
「お前、誰か近づいてきたら起きろよな?こんなんじゃ、何かされても文句言えないんじゃねぇの?」