◇変化の書◇

□e June bride
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「見て見て〜シカマル」

「…っ!?」


カカシの家に遊びに来ていたシカマルはカカシが、ぴらっと目の前に突き出してきた物を見て絶句する。


「…いいでしょコレ…可愛いでしょ?」


「…ウ……ウエディングドレス…!?」


カカシが突き出した物…それは真っ白なウエディングドレスだった。


「…どうしたよソレ?」

「買っちゃったvV絶対シカマルに似合うと思って」


「…高いんだろ?ソレって?……つーか俺が着んのかよっっ」


「…一目見て気に入っちゃったんだよね…ねぇ着てみてよシカマル」


「…やだよ。んで俺が…」


「…シカマルの為に買ったのに…」


カカシは、ぐすんと泣きまねをする。


「……はぁあ…着りゃいいんだろ、着りゃぁ…」

こうなってしまったら着るまでうるさいカカシだと分かっているシカマルは、溜め息を吐きながらカカシの手からウェディングドレスをもぎ取った。


 
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