忍びの書
□e 春になると…
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春になるとぽかぽか頭がふやけて、おかしな人が増えるので注意しましょう。
「お前は関係ねぇなコレ。」
アカデミーのHRで配られた紙を見ながら、シカマルは隣を歩くキバに言う。
「………それはイイ意味でか?」
「……そう思うか?」
「………」
「…お前はいつも頭が春っぽいもんなぁ…」
「うっわ〜!!すっげぇムカつくっっ!!」
「ホントのことだろ?」
キバは立ち止まり、シカマルの方を向く。
「…いつもじゃねぇっ。シカのこと考えてる時だけだっっ!!」
キバがいきなり叫んだ為、シカマルも立ち止まり挑発的な目をキバに向ける。
「…何恥ずいこと叫んでんだよ………バッカじゃねぇ?」
「……俺ん家来いよ……」
「……は?」
ぼそぼそ言うキバに冷たく言い返すシカマル。