一次創作(オリキャラ)

□契ノ約束 鬼原と園花
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廊下を行き、階段を昇りはじめる。階段は、廊下よりは人は少ない。
そんなとき、後ろから声が聞こえた。

女生徒1
「………あのっ、鬼原さん!!」

鬼原
「………」(…またか…)

鬼原がため息をつきくるりと振り向くと、世に言う美少女といった女生徒が立っていた。

鬼原
「………なに」

女生徒1
「あ、あのっ…これ…よ、読んでください!!」

鬼原
「………読むだけ、になるけど。………それでよければ。」

先に釘を刺して、女生徒の手からかわいらしい封筒をとる。

女生徒1
「あ……ありがとうございます!!

きゃぁ、と嬉しそうな声をあげて、女生徒は走り去った。

鬼原
「……はぁ…………おい、美草!!」

鬼原が階段の上方に声をかけた。すると、

園花
「…さすが魅蘭。よく、わかったね?」

鬼原の契約者であり恋人である、園花美草が現れた。

鬼原
「…俺が、お前に…美草に気づかないわけ無い…だろ?」

園花
「…そうだね!魅蘭はいつでもボクを見つけてくれるもんね!!」
鬼原の言葉に嬉しそうに笑い、園花は鬼原に駆け寄り抱き着いた。

鬼原
「……っと」

それを鬼原はしっかりと抱き留め、抱きしめる。

園花
「…いつもありがと、魅蘭。…大好き」

鬼原
「…こっちの台詞だ。…ありがとな、美草。…愛してる。」

二人は、少しの間、抱きしめ合った。
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