二次創作(ゆめにっき、スマブラ、その他)
□カズ→ケン ｢痛み｣
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僕は異常なんだ。
…気づいたときには、遅かったけれど。
佳主馬→健二(→夏希)
｢痛み｣
あの夏の日から、四年が経った。
僕も高校二年になった。背は多少伸びたし、声変わりもした。
いつからだろう。
頭の中に、あるもの−ある人がぽかりと浮かび上がる。
同時に、心臓のあたりがおかしくなる。
そんなことが何度も続くようになった。
勉強に一つも手がつかなくなった時期まであった。
その時は母さんによく叱られたものだった。
いつものようにパソコンからOZにログインする。
｢………………ふぅ｣
佳主馬は一つため息をついた。
あの夏の日以来、毎年栄おばあちゃんの命日…もとい、誕生日には、みんなで陣内家に集まるようになった。
−今年もおばあちゃんの誕生日が来る。
いつからだろう。
おばあちゃんの誕生日に集まるのが…嫌で嫌で仕方なくなったのは。
いつからだろう。
−−−−あの人と夏希ねぇが一緒にいるのを見ると狂いそうになるようになったのは。