―龍の孫娘―

□弐
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学校にて



「ねぇ、聞いた今日転校生が来るんだって♪」

「へぇーそうなんだ、どんな子だろうね」


キーンコーンカーンコーン ガラガラッ

「おらー、みんな席つけー。
知ってる奴も居るだろうが、
今日は転校生がきてるぞ」

教室にやってきた先生は、生徒達を席に座らせた


「男、女?」

「その子可愛い?」

男子生徒から声が上がり、先生は嬉しそうに笑った

「女の子だぞ、しかもかなりの美人さんだ。
さぁー入ってこい」


ガラッと扉を開けて入ってきた子は、翠がかった黒髪で、瞳の色が金色の少女だった。


その子を見てクラスから歓声があがった。


「「かっかわいいー」」

「彼氏いますか?」

「好きなタイプは?」

女子からも歓声があがっていた
「綺麗…」

「あの人ハーフかな?」


リクオはというと…
目を丸く見開いて口をあんぐりと開いていた。

(あっあれって翠雨だよね!?
えっなんでいるの!?

あっ同い年なんだっけ?てか、普段と違うよね?)


そんな、リクオの反応を楽しんだ翠雨はみんなに自己紹介を始めた。



「皆さん、初めまして、
龍谷 翠雨と言います。

始めに言っておきますが…

祖父母が両方とも外国人のため目の色がこれ何ですが、
気にしないでください。


あと、今は敬語なんですけど、仲が良くなると敬語がとれてかなりキャラが変わると思いますが…。

そのときは、まぁ敬語がとれたら仲がいいというとことなので…。

これからよろしくお願いしますね」

最後に頭を下げた翠雨

「おし、自己紹介もおわったな。
龍谷の席は…
奴良の席の隣な〜。
奴良色々教えてやれよ」


「はっはい!」



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