―龍の孫娘―

□零
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プロローグ





夜空の月を見上げている

少女がいました。


「私は約束を果たしたよ…。
ちゃんと組の頭になった。


これで…これでやっと、アナタに会いに行ける…。」


その少女は、
人であり、妖怪でもあった。


その妖怪というのは、

雷を使う雷龍と

水を使う水龍でした



しかし、その少女に流れている血は、雷龍と水龍だけではなかった。


もう、1つ
もっと特別な血が流れていた…

そのもう1つの血は



龍神の血でした…。


龍族の中で最も強い龍神。
その龍神の血を色濃く継いでいるのです。



少女は、父が作りあげた妖怪の任侠組の頭となり、
龍族と組をまとめることが出来るくらい強くなった…。


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