―龍の孫娘―
□肆
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「おーやってくれるねぇ、かわいい部下たちを…」
「さぁ、次は誰が相手をしてくれrっうっっ」
突然右肩に痛みが走った
と思ったら、体に力が入らずその場に倒れ込んでしまった
(体が燃えるように熱い)
「うぅっっ、ハァ何っをしたっ…」
地面に倒れながらも顔を上げ旧鼠に睨む
「俺は何もしてないよ」
ニヤリと嘲笑った
翠雨は動かない体を無理に動かし自分の右肩を見た
肩には、1本の矢が刺さっており、赤く血が滲んでいた
矢を放ったであろう所には一人の男が立っていた
(くそっ、あいつかぁ…ハァ…ダメ…だ、意識が…とお、の…く)
そこで翠雨は意識を手放した…
「旦那ぁ〜、助かりましたわ、予想外に強くてどうしようかとおもいましたよ」
旧鼠の前に現れたのは翠雨に矢を射った男だった
「ふふっ抜かりはないな旧鼠よ」
「大丈夫ですよ早く三代目を殺したくてうずうずしてますよ」
「まぁ、そう慌てるな…ゆっくりと確実に行くんだ。だから、邪魔な翠雨様には退席してもらったんだ」
男はニヤリと笑い闇に消えた
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