基盤

□自転車
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叫びだしたい。声にだしたい衝動に駆られながら。
 
 
 
あそこにいかなくちゃ
 
 
 
いつもの道を通って。君を思いながら。
しばらく行ってなかったから記憶に薄い道。
思いながら思いながら
 
 
 
やっと着いた君の家
 
 
 
でも、君はイナイ
どこにも
どこにもどこにも
 
 
 
大切だった。大事だった愛してた。
なんでイナイの?
 
 
 
なんで何も言わなかったの?
 
 
 
寒さと悲しみで前が見えなくて、どうにも仕様の内虚無感がボクをおそった。
 
 
 
あの子と行った場所もあの子と通った道も、全てが悲しみに染まって
 
 
 
何故あなたはボクを見捨てたのですか?
 
 
 
言い訳があるのならば聞きます。
ぼくは君をいつでも許してるから
でも、気持ちを否定しないでください
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いつから会ってないだろう?
いつまで会えないだろう? 
いつまで待てばいいんだろう?
いつ会えるんだろう?
 
 
 
寒空の下、走るのはいつも君の為。
君が居なくなった今も 
ボクは君の元へ行こうと自転車を走らせる。
 
 
 
忘れかたを知らないんだ…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
僕の「愛してる」は、今となっては「嫌いじゃない」程度。
「大切な人」はたくさん
 
 
 
本能として
あそこに行かなきゃって思った。
でも
君はイナイイナイイナイ
居なかった
 
 
 
泣いた


4.23

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