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□壊れかけの将軍さん
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｢沙樹はさなんで俺なんかと一緒に居てくれんの？｣
｢ん？好きだからかな。正臣のこと｣
少年はいまだ目の前にいる
少女を本当に愛していいのか分からなかった
｢…そっか、｣
｢…正臣どうしたの？顔色悪いけど｣
少女は少年を愛していた。
それがある人によって作られた偽物の恋だとしても
*
沙樹と俺は付き合っている
自然と付き合っていた
｢沙樹｣
｢なぁに？正臣｣
俺は沙樹が好きだ。
そう自分に言い聞かせている
のに何故か心のどこかで
臨也さんのことを思っている。
.