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□馬鹿みたいに泣き叫べばいい
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「もう素直になりなよ、正臣くん」


「ッう…やだ‥」


鈍い音が部屋中に響き渡った

「…これ以上正臣くんを傷つけたくないんだけどなぁ、ねぇ正臣くん」

ナイフを正臣くんの頬をツゥー…と通る
ポタポタと血が床に垂れ落ちる

怯えた表情で俺を見つめては弱々しくも俺に抵抗する


大嫌いだ、と言いながら


正臣くんが俺のことを嫌いな理由は知っている


つい最近、正臣くんを複数の男達に襲わせた

別に深い意味はない。ただ、俺が好きな正臣くんが他の男に襲われるとこをみたかっただけ


その時の正臣くんったらもう可愛かったよ。


今も思い出せるぐらい



「…ね、正臣くん」

ぐいっと髪の毛を引っ張った


「い゛っ…、なんですか?」








言ってごらん。君が愛してるのは誰?


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