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□ 病んでるなんて
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「こんな愛し方、狂ってる?」
時刻は夜の九時を廻っていた
折原臨也は、ふと夜空を眺めていた
沢山の星がきらきらと輝いている
「見てごらんよ、正臣くん」
クルッと窓を見ている視線を正臣に向ける
「……」
返事はなかった。
それもそうか。正臣くんは俺のこと
大嫌いだもんね
俺は正臣くんに告白をした
ずっと、好きだったと
しかし、返事は駄目だった。
他に好きな人がいる、と
そこからだ
俺が好きな正臣くんが他の人と付き合うなんて考えたくない。
「……いやだよ、正臣くん」
俺以外に好きにならないでよ
好きだった。だから、壊れてしまう