5人の狼

□第3話
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−銀八side−



コンビニにジャンプを買いに行ったら

花音がいた。



話しかけてみると

どうやら食われたプリンを買いに来たらしい。


誰に食われたのか聞いてみると花音は当然のように



『神威』



と答えた。


そうか、神威か。



…は?

まてまてまてまて、


神威?


神威ってアレか?


夜兎工の?


そらァ、ねーだろ。



なんでアイツが花音のプリンを食えるんだよ



そうだ、神威ってのは
どっかの花音の女友達だろ。



だが、もし違かったら…


……気になる…


だから聞いてみた。



「神威って…夜兎工の?」



頼む。
頼むから違うって言ってくれ。300円あげるから!!



ところが。




『うん、そうだよ?』



と、これまた当然のように答えた。


…え?



えェェェェェ!?



「なっ、ななななななんで神威くんが花音の家にいるのかなァァァァ!?」



『トシ達と帰る時に偶然会ったんだ。で、泊まってもらうことにしたの』



「ふっ…ふーん……っ!?」


待て、今“トシ”っつたか?



「花音…今、トシっつたか…?」



『え?うん、言ったよ?』



は…!?


なんであのマヨラーが花音と帰ってんだ!?

いや待て、マヨラーと花音は確か幼なじみだ。

ならあり得る。


それに、神威みたいに花音の家にいるとは限らねェ。


だが、花音の次の言葉は俺の僅かな期待を裏切った。




『ちなみに、トシと総悟、高杉くんも泊まってもらって、お泊まり会するんだ♪』




お泊まり会?




ふざけんなァァァァ!!!!




お泊まり会だとォォォォオ!?
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