星と恋のSketch book

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〜沖田side〜


待ち合わせ場所に行くと梨瑠ちゃんはまだ来てなかった

ま、仕方ないよね

だってまだ約束の時間の20分前だ

ぼーっと時計台の前になってると不細工で香水臭い女の子がこっちに来た


女「やーん、めっちゃカッコいい!!」
女「一緒に遊びませんか?」


煩いなぁ…。

この子達って鏡見た事あるわけ?
ホント、梨瑠ちゃんと同じ女の子とは思えないよ

ガンとして無視を貫いていたらチラリと見えた大好きな子



沖田「ちょっと邪魔。どいて」



女の子を蹴散らして梨瑠ちゃんの元へ向かう

彼女は案の定オロオロしていた

全く、いい迷惑だよ…。さっさと消えてくれないかな?

梨瑠ちゃんに害を為す女の子達を制し彼女の手を取って歩いて行く


小さな梨瑠ちゃんの手はふにふにしててマシュマロみたいだった




で!


途中までは笑ってくれてたのに突然、歩く速度が落ちて暗い顔

どうしたの?って聞くと返って来た言葉は意外なもので

梨瑠「私、総司君に釣り合ってないんじゃないか、って。総司君は優しくて、カッコ良くて完璧でしょ?それに比べて私は……」




ちょっと

どうしよう…

凄く嬉しいんだけど!

それってつまり、少しは僕を気に入ってくれてるって事だよね?


沖田「あはははは!!」

梨瑠「へ?」

沖田「ごめん、ごめん!何か嬉しくてさ♪」

梨瑠「嬉しい?」

沖田「うん!やっと梨瑠ちゃんが僕を見てくれたなぁって思って」

梨瑠「ずっと見てるよ?」

沖田「うーん、まぁ、ちょっと違う意味なんだけど!とにかく自信がないんだよね?」

梨瑠「…うん…」

沖田「よし!梨瑠ちゃん、美術館の閉館まで時間ある?」

梨瑠「?うん、まだまだあるよ??」

沖田「寄り道しよ!僕的にはそのままで十分なんだけど、梨瑠ちゃんが落ち込む位なら、如何に君が可愛い女の子かって事を僕が証明してあげる♪」

梨瑠「きゃ?!そ、総司君?!」

沖田「行こ行こ!」



僕は梨瑠ちゃんの手を引いて大型のショッピングモールへ向かった




さぁ!

梨瑠ちゃん改造計画のスタートだ♪



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