星と恋のSketch book

□04
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斎藤「総司!梨瑠に触るな、近付くな、関わるな」

沖田「また随分な言い方だね。どっかの誰かさんの所為で傷心中の梨瑠ちゃんを元気付たいだけなのに〜」


梨瑠「なっ?!!
斎藤「何?!それは誠か?!!」



ガシッ

肩を掴まれ真っ直ぐに蒼い瞳で見つめられる




斎藤「梨瑠、吐け。誰だ、あんたを傷つけた輩は!」

梨瑠「いやっ…その…

沖田「あははは!一君って梨瑠ちゃんの事になると必至だね」

斎藤「当然だろう、異性は一瞬、友は生涯と言うだろう。ましてや梨瑠は大切な友人だ」

沖田「それってさ、千鶴ちゃんは一瞬だけど梨瑠ちゃんとの仲は一生って事?」

斎藤「…まぁ、そう…だな」



沖田「ふーん、そっか!」



ちらっ私を見る沖田君の目はとても優しくて

良かったね

って言われた気がした



沖田「ねぇ、僕は?」

斎藤「む?なんだ」

沖田「僕はずっと友達なわけ?」

斎藤「あんたは悪友だな。出来れば避けて通りたい」

沖田「酷いね?!!」



クスクスクス



梨瑠「あはは♪」

沖田「ぁ♪梨瑠ちゃんが笑った!」

斎藤「あんたは笑っている方がいい」





二人が私の頭を撫でた





私には私の速度で歩けばいい

一君の事もゆっくり諦めればいい

彼の側にいていいなら





もう何だっていい

そう思えてしまったから





さぁ、空の絵を描こうか






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