木の葉短編どりむ@

□はじめてのクリスマス
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僕はサイ。

ダンゾウ様の下に使えていた。

根と言う残酷な組織に。

だけど、

ダンゾウ様からナルト君が…


せりなが救い出してくれた。

もう、ダンゾウ様は居ない。

罰を受ける事もないんだ。



だから

"クリスマス"とやらに、

せりなを誘ってみようかと思ってるんだ。

本にそう書いてあったし…


でも、僕自体クリスマスが

初めてだからまだ、

どうして良いか分からないんだ…

まだ、付き合ってる訳でもないし

僕はこんなに好きなんだけど。




12月23日



『うっわぁ!!雪降ってきたぁ』

「寒いってばよー…」

「冷えるね」


ナルト、サイ、せりなの

三人は木の葉をブラブラ歩いてた。

『あー…寒い寒いー』

「一楽行かねー?」

『あ、賛成賛成♪おごりね!!』

「んー…今日はあるから良いってばよ!!」






僕だってあんな風に誘えたらなぁ


『サイわ〜?』



「僕は遠慮しとくよ」



何でこんな嘘の言葉ばかり

出ちゃうのかな…僕。




ナルトとせりなは

一楽に向かい、

サイは逆方向に歩いてった。




『…』


その姿を心なしか、
見つめてたせりな。

サイはそれには気付かずに歩く。



「せりなちゃーん、早く早くっ!!」


『ごめん、ごめん』










ああ…


今の僕、凄くカッコ悪い…


顔は良いけど…

僕、男として情けないな…


「はぁ…こんにちわ」


サイが入ったのは木の葉で

人気の甘味屋。


サイは席に1人でつき、

メニューを取る。



「はぁ、、」

大きくため息をつくサイ。

すると…


「あら、サイじゃない」

サイの肩をぽんと叩いて、

サイの名前を呼んだのは、

他でもない、サクラだ。


「あ、サクラか」


「なによ、サクラかって。」


「ごめんごめん」


するとサクラも向かい合わせの

席に腰を下ろす。
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