My Love Story Song

□朦朧とする意識の中で。
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人を…
撃ってしまった…。

斬りかかって来るのを見て、反射的に引き金を引いたら、命中してしまったのだ。





…日本なら
確実に現行犯逮捕だよ。

ってここは異世界だった。





もう一人の男も、まさか撃つとは思ってもみなかったようでしばらく呆けていたが、我に帰り



「てめェ!!!撃ちやがったな!!」



私に襲いかかってきた。コイツも刀の使い手だった。



『うっ!!』


さっきのヤツよりも強い!!



銃を構える暇もなく咄嗟に避けようとした。だが、それも間に合わず腕を斬られてしまった。



「へへへ
お嬢ちゃん、大人しく捕まるならこれ以上怪我させないよ?」



『アンタなんかに捕まってたまるか!!』




バンッ

バンッ




「うっ!!!」



バタッ





1発目は外したが、2発目は男の腹部に当たった。




『また…やっちゃった…』


1日に二人も撃つなんて。




ズキッ


『!!!!!!』


腕を見てみると、血が大量にドクドクと流れていた。

通りで痛いはずだ。




『ロー…
どこにいるの?』



意識が朦朧とする…。
そんな中、頭に浮かんだのはローだった。




『助……け…て…』




バタッ






そこで私は意識を手放した。
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