My Love Story Song
□今日はとことんついてない。
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『離して!!』
「美愛、ごめんね
もうちょっとで船につくから」
『だから船になんかいかないってば!!!』
「黙れ」
ありえない…
どうしてこんなことになったんだ?
道行く人に助けを求めても、皆関わりたくないのだろう。誰も助けてはくれない。
『私が何をしたって言うの!?お願いだから話して!!』
「あ?」
『………スミマセン』
トラファルガーにギロリと睨まれては何も言えない。
「着いたよ〜」
「ベポ、降ろせ」
「アイアイ!!キャプテン」
ベポに降ろしてもらった私はトラファルガーの船を見て驚いた。
『……潜水艦…なんだ…』
「何をボケッと突っ立っている。中に入るぞ」
『えっ!?だから私は…』
ガシッ
「ゴチャゴチャうるせェ」
『わっ!!引っ張らないで!!』
抵抗してみたものの敵うはずもなく、私はズルズルと半ば引きずられるような形で船内へ入った。