Ocean's History
□Prologue〜
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『もうすぐシャボンディ諸島…』
ここは偉大なる航路(グランドライン)。その海に浮かぶ一隻の船には青い髪をなびかせた一人の少女が乗っていた。
船を操縦している者はいない。彼女の"力"によって波が船を運んでいるのだった。
『早くしないと間に合わないっ』
彼女の目的はシャボンディ諸島で行われているヒューマンオークション。
オークションは1ヶ月に一度行われている…今日がその日だった。
青い髪の少女ーサラは岸につくと船から降り、たくさんのお金をもってオークション会場へ向かった。
『………やっとついた』
どうやらまだ始まっていなかったようだ。
顔をフードですっぽりと隠し中へ入った。