Ocean's History
□I met you
3ページ/4ページ
そしてサラは海賊ジェームズを360万ベリー、海賊ビルを500万ベリー、女海賊アンを880万ベリー、踊り子シーラを700万ベリー、歌手カトレアナを630万ベリー、手長族ニルスを980万ベリー、そして今回の目玉商品であった魚人のイーカーを5000万ベリーで
彼女は今回計9人を落札した。
「それでは〜本日のオークションは以上です!!皆様また次回お会いしましょう」
ディスコがそう締めくくり、オークションは何事もなく無事終了した。
サラは落札した9人をひきかえにいった。
「いや―サラ様!!本日もたくさん買って頂き誠にありがとうございます。また次回もよろしくお願いいたします」
そう言いながらペコペコと頭を下げるオークション会場のスタッフ…。
サラは『また来る』と一言言い、さっさとお金を渡して会場を出た。
………いや、出ようとしたのだがその先にいたある人物によってそれは遮られてしまった。
『そこどいてくれない?…トラファルガーー・ロー』
「…オレのことを知ってるのか……。それにしても随分とたくさん買ったんだなァ」
ある人物−もといトラファルガー・ローはニヤリと笑ながら言った。しかし動こうとはしない。
『億越えのアンタを知らないはずないでしょ?………邪魔なの、どいて』
まだオークション会場に残っていた人々はルーキーと呼ばれてる彼に“邪魔”だといった彼女に驚いた。
ローも驚いたのか、素直に入り口から退く。まさに彼らしくない行動だった。
サラは何事もなかったようにスタスタと歩いて会場を出ていった。