猫life

□第13話
1ページ/4ページ



「苗字ナナシ。それは僕があげた名前だよ」

まるで頭を金槌で殴られているような感覚に陥る。

《つまり、私は……》

認めたくない――

その現実はあまりにも……ツラい。

「君は……猫だったんだよ」

代わりに魔法使いが現実を突きつける。

頭が痛い。

《……私は……》

昔の記憶がフラッシュバックしてくる。

猫としての記憶――



.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ