黒より暗い白

□1匹目
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『わたし、貴方に興味がないので』

そう無表情で言った君の瞳にはオレなんか写ってなかった。







「腹立つっス……」

ボールを両手で持ち、そう呟く。

「……おい、黄瀬」

《大体、失礼すぎっしょ!》

「黄瀬! 早く練習すっぞ!」

バシッと頭を引っ叩かれた。

「わっ!? な、何するんスか! ひどいっス!」






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