【擦り付け合い】
「フラン先輩！！」
ヴァリアーの屋敷に、今日も彼女の声が響く。
「また報告書書いてないですよね！？それでスク先輩に怒られるのは私なんですから勘弁してくださいよ！！」
フ「えーそんな雑用は後輩の役目ですよー仕事しろ。」
「ええええ！い、いやでも聞いてませんし！」
べ「うるせーよお前ら、何してんだよ」
「あ！いいところにベル先輩！報告書って後輩の役目なんですか！？」
べ「別にんなことねーけど」
フ「えー、ベル先輩はミーに全部書かせてましたよー」
べ「だって後輩なんて使ってなんぼだろ」
「ちょっ！！ベル先輩がそういう考えだから、フラン先輩も私に報告書書かせようとするんですよ！ベル先輩の所為じゃないですか！」
ベ「は？お前王子の俺に文句あるわけ？殺ってやろーじゃん♪」
「ああああもう！すぐそうやってナイフかまえるー！」
フ「じゃーミーはこれでおさらばってことで」
べ「って言うかフランがめんどくさがらずに報告書書いてりゃこんなことにもならなかったんじゃないの？」
「あー！じゃあフラン先輩の所為じゃないですか！」
フ「もーめんどくさいですねあんたらーまとめで幻術でどっかとばしますよー」
べ「やってみれば？」
「またすぐそうやって幻術に頼るー！だからフラン先輩はいつもいつも――」
「るっせぇぞテメーらあああぁああああぁあああああ！！」
ス「まいどまいど下らねーことで喧嘩しやがって！テメーらそこに直れぇぇえぇええ！！」
「フラン先輩がいけないんですよ。素直に報告書書かないから」
フ「ベル先輩がいけないんですよー、ミーをこき使ってきたから」
ベ「ってか元はと言えば報告書くらいでねちねち言うスクアーロが悪いんじゃね？ししっ♪」
ス「いいから黙って聞けぇ！！テメーらぁぁぁああああ！！」
拍手ありがとうございましたあああああ