黒ノ書庫
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「………ロクサスッ」
「!なっ………にして…‥ッ」
ロクサスに振り解かれた腕をもう一度強く引き上げ.今度は逃げられない様に強く抱きしめる。
「……ッ離せよ‥!」
「…ッ嫌だね……折角捕まえたのに‥離したら消えるだろ…」
俺の体に包まれ.逃れようと体を動かすロクサスを感じ.やっといつもの安心感を得る。
「アク‥セル………ッ」
今度は抱きしめただけじゃ全然足りなくなって.俺はロクサスのフードを取ろうと手を頭に掛けた
「‥ッ止め…」
「顔位見せろよ……」
「あッ…!」
強く抱きしめているせいでロクサスは抵抗出来ず.俺の成すがままにフードを取られる。
「………ッ顔‥見るなよ…ッ!」
そんな台詞を云ってるのに.ロクサスは今にも泣き出しそうな顔で俺の瞳を真っ直ぐに見つめていて‥
「…ロクサス………ッ…」
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