おはなし
□お昼ご飯
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昼休み。
教室に藤崎が来て、いきなり…
「昼飯…一緒に食わねぇか?」
と言った。
「…は…?」
突然の出来事に、一瞬言葉を理解できなかった。
「っ…、来いっ!!///」
「ちょっ、藤崎!?」
混乱した頭のまま、ボクは藤崎に手を掴まれた。
「っ!!///」
不覚にも、あたたかいその手に…その…少し…ドキドキ、して…。
頬が熱くなるのが分かってしまって、更に恥ずかしくなる。
(馬鹿藤崎っ…///)
気付かなくてよかったこの感情が、徐々に鮮明になってしまう。