ヒソゴン小説
□待ち合わせーヒソカ編ー
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太陽も真上まで上り、がやがやと一段と賑やかさを増す市場。
そこから少し離れた路地裏でコソコソと密会をする影が2つ…。
「…じゃあ今夜、この番号で待ってるネ」
「ぁ!う、うん!」
「クク、そんな緊張しないでよゴン」
緊張しきった肩を触られ、思わず驚く俺にヒソカは小さく笑った。
「だ、だって…デートってことでしょ?」
ドキドキと変なぐらいに高鳴る胸を押さえながら、少し不安げにヒソカを見上げた。
「もちろんだって僕たちは恋人同士だろ?」
「そ、そうだけど//」
(初デートが部屋で2人っきりだなんて…物凄く緊張するじゃんっ///)
「…!あー」
ぐるぐるモヤモヤと1人考えてると、ヒソカが何か気付いたようにそのニヤついた顔を近づけてきた。
「もしかしてゴンったら、エッチなコト想像しちゃったの?」
「ΣΣえッ!!!!!!!//;」
「真っ赤顔に出てるよ?やっぱりキミは可愛いなぁ〜」
「ぅわっ!?ちょっ―///」
突然ぎゅっ!と抱きしめられて思わず大きな声が漏れてしまった。
「ぁ!」
ハッとヒソカの背後の人混みに目を向けると、行き交う人と一瞬目が合い、俺は恥ずかしくて隠れようとヒソカの胸に顔を押し付けた。
「…ホント、キミと居ると飽きないよ」
「ん?ひゃっ?!―んむっ///」
スルッと脇腹を擽られ、思わず無防備に開いた唇にヒソカがキスをしてきた。
(!!!!し、舌が…?!//;)
しかもかなり濃厚な!!
「ん……ッぷは…もっ///」
はぁはぁと苦しそうに酸素を取り込もうとする俺を、ヒソカは最初は黙って見つめていた。
―が、次の瞬間ゾクッとしたものを感じ恐る恐るヒソカを見上げてみると、突然乱れた息遣いになっていたヒソカと目が合った。
「っは…そんなそそる顔されると…」
(嫌な予感が…;;)
「夜まで待てなくなっちゃうじゃないかぁ〜」
『ズギューーーーン』
「Σストッップー!!//;」
そのあとヒソカ(+息子)をなんとか鎮まらせ、夜は計画通り部屋でヒソカと甘い夜を過ごせたゴンなのでした。
終わり
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