side story 2

□2012年、年忘れパーティー会場はこちらです
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「皆さん、本日はよく集まってくださいました。
日頃の疲れを是非癒していってくださいね。
今日に限り無礼講ですので存分に羽目を外して楽しんでください。」

「愛華、無礼講ってなんだい?」

「身分や地位を気にせず皆で楽しみましょうってことかな。」

「愛華、それは良いとしてお前が持っているそのグラスは何だ。」

「シャンパン。」

「……スゲェ良い笑顔で言うな。
自分の酒癖の悪さを知ってんだろ。」

「知ってますー。
だからこの1杯だけ。
やっぱ乾杯くらいはと思って。」

「それだけにしとけよ。」

「はぁーい。
カノンもシュラも心配性ね。」

「お前の酒癖の悪さはよく知っているからな。」

「付き合いとは言え無理はするなよ。
飲み過ぎたら送っていってやるから言うんだぞ。」

「…シュラ、さすがに過保護よ?」

「そんなことはない。」

「大丈夫だよ。
そんなに飲ませないから。
酔っ払って小宇宙の制御が出来なくなると困るからね。」


「そうだよ、ちゃんと自覚あるんだから。」

「愛華が酔っ払うと聖域なんて跡形もなく吹っ飛ぶぜ。」

「デスマスク、冗談になってないぞ…」

「あ、あとシャカにもあんまり飲ませない方が良いと思うぜ。」

「おや、ミロは何か知ってるのかい?」

「前にハタチ組で飲んだ時にエライ目に合ったんだ。
酔うとあの唯我独尊っぷりに拍車が掛かって手がつけられなくなる。」

「あの時は私がダイヤモンドダストで酔いを醒まさせたのだったな。」

「カミュもなかなか荒い事するな…」







「――――で、最終的にはこうなるのね。」



床や壁にべろんべろに酔った黄金聖闘士達。

沙織ちゃんや未成年組は既に撤退済みだ。


しかしまぁ…



「死屍累々って感じ?」



さて、誰を送り届けようかな?





ムウを白羊宮へ
→P2

アルデバランを金牛宮へ
→P4

サガを双児宮へ
→P6

カノンを双児宮へ
→P8

デスマスクを巨蟹宮へ
→P10

アイオリアを獅子宮へ
→P12

シャカを処女宮へ
→P14

童虎を天秤宮へ
→P16

ミロを天蠍宮へ
→P18

アイオロスを人馬宮へ
→P20

シュラを磨羯宮へ
→P22

カミュを宝瓶宮へ
→P24

アフロディーテを双魚宮へ
→P26

シオンを教皇宮の私室へ
→P28






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