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□突き抜けろ女の子
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「さあ、仮面を取らせてもらうぞ…」

「うぉぉおおお!!
燃え上がれ!
ビッグバンを起こせ!
私の小宇宙ォォ!!」

「ハハッ、無駄な足掻きだな。」



至極楽しそうに笑う。

なんて癪に障る!

いや、さっきの私も大差ない気がしないでもないけど…



「貰った!」

「ふぉっ!!?」



ズルンッ

足を滑らす。

しかしラッキーな事にデスマスク様の手は宙を掴む。

よしっ、このまま十二宮を駆け上がり誰かに助けを求めよう。



「おっと、逃がさないぜ。」

「カノン!……様、」

「大丈夫。
ちゃんと愛してやるから。
俺に素顔、見せろよ。」



違うシチュエーションならば流されてしまいそうなセリフに頭がくらくらする。

こけかけたのを腰を抱かれて引き寄せられる。


お、おしまいだ!

私の聖闘士生活おしまいだ!!



「やっ、」

「取った!



って、あれ?」

「…………何でオマエ、シャカと同じ顔してんだ?」

「……………えへ。」

「何だよ、えへって!
音夢、オマエあいつと兄弟だったのか?」

「残念ながら違うぞ。」




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