天才少女とテレパシー少年

□儲宇脳星の事情
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 何やら頭がガンガンする…。
 ここはどこだ?
さっきまで芦沢さんの家の前にいたはずなのに…。
 そういえばぼくは倒れてしまったんだったっけ。でもなぜこんなところにいるんだろう?
 でもこの状態は…周りに僕は見えていない感じがする。
 いったいどういうことだ?
というか……なんだか不思議な感じがする。これは現実??それとも僕は夢でも見ているのだろうか?
 目の前でたくさんの人や物が吸収されていく。なぜだ!そんなはずはない…。
 まず冷静になろう…。えっと…。ここは、まず地球上の場所なのか?
 いや、地球上だとしたらここはだいぶ想像を超えている世界だ。
 家が浮いて立っているようだし、なんか大きなアメーバみたいなものが周りのものを吸収していってる。
 人が逃げている…。
 もし、ここが地球ではないのなら…地球以外に生命が誕生していて、それが地球の人間と同じような形をしているということになる。
 そんな偶然が起こるのか?
それとも、僕は未来に来てしまったのだろうか。 
 いや、ここが地球外のどこかの惑星だと思うほうがまだ信じられる。
 とりあえず周りを観察してみよう。こういう時はじっくり観察して考えることが一番重要だろう。
 
 あ、あそこに人がいる。何かを叫んでいる。
その人は屡眞快杜だったわけなのだが…。
 僕は瞬間移動してしまったのか?それともこれは予知夢か?
 あの人が何を言っているかわかるかな…。
僕はよく耳を澄ましてみた。すると少しずつ耳が慣れてきたのか、かすかに声が聞こえるようになってきた。
 「・・・は・・・んだ!」
 「にげ・・・だ!」
 「富永!!・・・」
 あれ?っと今見覚えのある言葉が・・って自分の名前?
 どういうことだ?
 何であの人が僕の名前を知っているんだ?

 
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