恋と猿人
□#03 そして、初デート
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逆三 「…もう一度聞く。何故此処に居る?」
猿人 「さっきも言った筈なのだが…興味本位だ。一回言われた事位覚えておかないと後々痛い目に遭うのは君だ。…どうだ、正論だろう?」
逆三 「…………明日は槍が降って来る事間違いなしだな」
猿人 「は?何を言っているんだい?明日は私のベジタブル予報ではタマネギが降るのだが」
逆三 「お前のそんな変な予報なんてあてにならねぇよ」
猿人 「…逆三、もういっぺん言ってみろ」
逆三 「はぁ?さっきは一回言われた事は覚えていないと後々何とかだとか言ってた奴が今度は“もういっぺん言ってみろ”ですか。猿人先生も所詮口だけなんですねー(笑)」
猿人 「なっ……!!?」
逆三 「さっきの正論聞いて少しは見直したんですけどねー(笑笑)」
猿人 「…君がまさかそんな奴だったとは」
逆三 「ええ、昔からこうですが何か」
猿人 「ほっ、ほら…もうすぐ13:30になるぞ?正門まで行かなくていいのか?」
逆三 「それはどうもご親切に…って、
何故集合時刻と集合場所を知っている!!?」
猿人 「興味本位、だ」
逆三 「いや、興味本位だけで普通そこまで調べるか!?」
猿人 「この私を誰だと思っている?あの、観察尾行組織の総司令だぞ!」
逆三 「………そうですか。総司令って言うか、二人しかいないんだろ」
猿人 「…聞こえていないと思ったら大間違いだぞ、君」
逆三 「真実を言って何が悪い」
猿人 「たっ、確かにそうだが…」
逆三 「真実はいつも一つ!!!」
猿人 「それはコ●ンも名台詞だろ」
逆三 「別にどうしようと俺の勝手だ」
猿人 「…………………(呆)」
逆三 「…あれは、エミル!!」
猿人 「おぉっ!!遂に姿を現したな!!」
逆三 「お前は黙ってろ」