short:)89

□弱虫なのは
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『あー…、いっちゃったあー』


1「…話しかければいいだろ」


『そんなの無理に決まってんじゃん!!!天下の青木くんだよ?』



1「…弱虫かよ、お前」


『弱虫…って、恋する乙女はみんなこういうものでしょー…!』


1「恋する乙女、ねぇ……」






意味がわからない。
天下の青木くん?あの女たらし青木宣親が?


なんであの野郎があんなにモテるのか。
優しいのは女にだけだぞ?





『鳥谷〜!呼んできてよぉ』

1「は?なんで俺が。」

『だって、大親友だって、噂が…」


1「ダイシンユウ?!」


『えー!違うの?!じゃあやっぱり…』






犬猿の仲のほうか……なんて言っているなまえ。そんな噂が流れてるのか…俺たち。
大親友、犬猿の仲、か。どっちも当てはまってどっちも当てはまらない。

しいていえば、1番のライバル。


高校に入ってから、なんでも同格。
愛想がいいから青木のがモテるのかもしれないけど。



そんな青木とは一緒にクリーンアップだって打ったこともあるし、なにげに相談だってたくさんしたしされた。
大親友、って言われれば全く否定もできない。

部活や委員会で一緒にいる時間が長い分喧嘩だってめちゃくちゃする。

特に俺たちは考え方が違うから意見の合わないことはしょっちゅうだし。
でもギスギスしてるとプレーに支障がでるから仲直りせざるを得ない……


そんな青木を……なまえは、







ys1「とりたに!」



1「へ?」



ys1「どうしたんだよ、そんな難しい顔して(笑)」


1「お前、…いつのまに?」








気づかなかった、青木がいつのまにか目の前で壁にもたれかかっている。

それをみてなまえは目を輝かせて、今にも倒れそうだ。



1「そんなことよりさ、お前、」


ys1「ん?」


1「……彼女、ほしいとかいってなかった?」


ys1「うん、ほしいほしいちょーほしいよ。なに?鳥谷くん俺に女の子紹介してくれんの?」


1「・・・」


ys1「君、名前は?(にっこり)」


『…っ、みょうじ、なまえ…///』


ys1「なまえちゃんかあ、よろしくね?」


『は・はい…!//』










名前なんかわざわざ聞かなくったって、知ってるくせに。
自分のこと好きだってこと知ってるくせに。



なんで青木が良いんだろう。


なんで青木なんだろう。


なんで、俺じゃないんだろう。


















なんで俺は、好きだ、と言えなかったんだろう。









たった一言なのに、言ってしまえばすべてが終わる気がした。













弱虫なのは俺の方だ
(ずっと好きだったのに)



















**


うひゃーーーΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
早稲田コンビ…!!

やっとできたー(笑)

なんか結構前にかいてあったやつを編集したから変になっちゃったなぁ…泣。

こんな2人に取り合いされたいなぁ!♡



文gdgdですが楽しんでいただけてれば幸いです\(^o^)/♫







*Cocoa

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