short:)89
□だって
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「風邪、?」
《う゛ん…むっちゃしんどい。》
今日休むってメールきてたから電話したら、すっごい鼻声。
まるで鼻つまんだみたいな。
「勇人が風邪なんて………うそでしょ、サボりだね?」
《ちゃうって…!ほんまに、ゲホッ》
「ほら!うそっぽい咳してるし!!」
《ちゃうっ…!!》
「だーれと電話してんのっ!」
「勇人でしょ?」
ムネと翔君がからんできた。←
「勇人、風邪だって。」
「ええ!?」
「なまえ、今なんて?」
ほらね、
翔君だってびっくり。
やっぱ、勇人が風邪なんて嘘だよ!
「そんな気になるなら見舞いにでもいけば。」
敬のその一言で、
勇人の家に向かってるあたし達。(ムネ、翔君、敬)
まじで風邪とかひいてたら、どうしよう!
なんか弱った勇人とか…
笑っちゃいそー!!
そんなこんなで勇人んちの前。
ピーンポーン
《あ゛ーい》
「見舞い。」
《え゛、トリ…?》
「あーけーてー」
《ムネ…!?》
「勇人ー、お見舞いー」
《ちょ…いまいく…》
「……でな、来てくれたんはありがたいんやけど……」
「どーしたのー」
「トリはノート持ってきてくれたから良いとして…ムネは何しに来たん!?」
「えー!!ムネだって勇人のお見舞いー!」
「来なくていいっていったのについてきたの、この野郎は。」
「だってー!」
「・・・てゆうかさ、勇人なんで風邪ひいたの?」
「え゛、(ぎく)」
「昨日あんな寒かったのに水遊びしてたのは…なんで?」
「(ぎくぎく!)な、なんやそれ!人違いちゃう!?」
「……いや、勇人だったよ、」
「それほんと?翔くん…」
「うん、確かに…」
「どういうこと?勇人」
「え゛、べつに……」
「勇人、俺たち帰るな。」
「え、ちょ…トリ…!」
「勇人君?」
「あの……」
「ねえ。」
「えと……」
「体に気をつけてっていったじゃん!」
「き、気をつけるとかそういうんやなくて…」
「なに!?」
だって
「・・・そうでもしないと、なまえ、俺の方振り向いてくれないやん…?」
「(!)っ!風邪ひいてる勇人、素直でかわいい…!!」
(ぎゅう)
「(うーん、これはこれで、幸せやー♪)」
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