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□そんなあなただから
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「なまえ〜、上ぴー、新ギャグ聞いて〜!」
『今度はなにー?』
「能見さんが能みる!」
「……なまえ、なんでこんなやつが好きなの?」
『いやー、つまらないギャグを言わなければ、いいやつじゃん?』
「んー。だ、そうですよ田口くん」
「え、俺はなまえが大好きだから…」
「んなこときーてねーって」
『あたしもじゅんの好きぃー』
「あーあ、なまえ、なんで田口を選んだんだろう…もっとまともな奴がいただろうに…」
「え、なにそれ!」
「まー、若干俺キューピットだからー」
「ありがと〜!」
「んー」
なまえが田口のことずっと好きで、
田口もなまえのこと好きなの知ってたからくっつけてやったんだよね。
あー、あの頃が懐かしい。
まだ仁がいて、俺たち七人でいつも放課後遊んだりして。
なまえが女だからってそんなのカンケーなくて。
けど時間が経つにつれ、田口となまえが喋らなくなったなーと思ったら2人とも意識しだしてて。
それにみんなは気づかなかったらしい。
まぁ俺は妖精見えちゃうくらいすげーやつだからなー。
「そういえばさ、いがーいに田口ってモテるよね」
『意外じゃなく、モテるんだよねぇ…いいことだけど困るよー』
「上ぴーだってモテるしなまえだってモテるじゃん〜!」
「そうそう。毎日ハーレムだから← てゆうかさ、なまえも、モテるよねー」
『それはないって。』
「そ〜そ〜!だから、俺、絶対なまえと付き合えるなんて思わなかった〜」
『こっちのセリフー!』
「うわー、バカップル。うるせー」
こうやって、笑ってられることが、幸せだ。
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